賢母が淫母に堕ちる時
投稿者:桃ゼリー 追加日:2023/06/01
久し振りに本作を鑑賞しなおしてみたが、当時よりも_いエロスが感じられて改めて満足できた。良作とは再見に耐える地力を持つ作品のことだろう。タカラ社の名物である本シリーズの草創期、つまり2013年から三年間ほど、一作、一作は、展開がすっかり定型化した今日より、監督の演出がもっと自由だった。その分、鑑賞する側は、さて今回はどんな趣向か?と、よりドキドキしながら画像を追いかけたものだ。
初期のころに制作された本作も、踏み込んだ演出によって、今日のモノより格段にエロい仕上がりになっていた。昨今の定番とは、娘の代理母が、孕む為の種付け性交と出産後の不倫性交の二度、婿と絡むという点。これに対し草創期は種付け性交のあと、妊娠中の代理母に、禁断愛の甘美な味を知った娘婿が性交を仕掛けてくることしばしばあった。本作も義母の体の甘美さを知ったマスオが、お腹が膨らんだ体に挑みかかり、曲折の末に双方、禁断の__劇を繰り返して肉欲堕ちしていくが、婿の一物に烈しいフェラを施しながら、娘への背徳感どころか、対抗心を燃やして「どちらが気持ちイイの?!」と婿にただす。返事を渋る婿に「ここだけのことだから言いなさい」と迫り「母さんの方がイイ」と遮二無二答えさせる場面は淫母そのものだ。淑やかだった上品な母が、思いもしない濃密情交によって淫らなメスへと堕ちて行くレイコ嬢の演技力はやはり秀逸だ。九十九監督の意欲的な演出も、レイコ嬢の表現力があってこその事なのは、言うまでもない。