桃ゼリーさんの評価:
編集日:2019/08/31
息子の性の暴走を受け止める義母
白石すみれ嬢。AV界からわずか2年にしてフェイドアウトした出演作の少ない女優さん。本作はその彼女にとって、結果的には最終となる作品で、それだけに見応えのある一作と言える。官能小説を下敷きにしているだけに、背徳感、息子の欲情に刺激された自身の色欲の葛藤、逡巡などが、じっくりと丁寧に描かれており、その丹念な作り込みによって、ストーリーの展開に従って興奮と刺激が胸を痛くするような緊張感にとらわれる。息子の一途な情愛に対し、前半、すみれ嬢は官能的なオーラの一方で清楚で抑え気味の演技で臨んでいるが、後半には一転して、息子との肉体と欲情のぶつかりあいによって、歓喜、悦楽の渦に飲み込まれて大きく盛り上がっていく。激しい性技によって吹き出す汗と青臭い精液の匂いが立ち込める部屋の中で、若い欲望のままに数えきれないほどの中出しを受け入れ、全身を淫欲の悦びで蕩けさせながら、「息子のタネを孕んでもいい」とまで思い定めていく義母の裸身は、とてつもなく淫らでエロい。
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