ごうけんたさんの評価:
編集日:2023/09/10
パロディーの中での切なさ、哀愁を感じる良質ドキュメント
20年前の作品で当時の社会の雰囲気を感じることができる貴重なドキュメント。
日韓ワールドカップのパロディーで、海外巡行しつつエロいことをする企画。監督と女優ひなこさんは長い時間ともにすることで、信頼関係が生まれ、ひなこさんのバックボーンが映し出されます。なかなか悲しい経歴ですが、エロ明るいひなこさんが切ない・・・上から説教するわけでなく、根本的に何ができるわけでもないものの、優しく寄り添う監督も切ない。ドキュメントとして秀逸で、1時間半があっという間に過ぎ、思いにふけました。明るさと絶望といった当時の空気を映し出す良質なドキュメントです。
出演したひなこさん、青木ゆうさんがたくましく生き延びていてほしいです。
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