昭和人妻キネマ館
投稿者:観覧車 追加日:2021/07/19
幼き頃からの盲目の裕次郎。どういうわけか途中から見えるようになる。兄の戦死報告の後に母親の入れ知恵もあって戦死した兄になりすまして、兄に憧れていた戦災未亡人のいろはと結婚した。黒メガネを取ったらそっくりだったのだろう、いろはもいろはの義父も気が付かないまま(本当は気が付いていたのかも知れないが)相思相愛の若い2人は愛し合う。義父がそばにいるのに始まってしまう。戦後の田舎で性に大らかだったのだろう。義父といろはは「これっきりだよ」と言ってまぐ合うことがあった。行水に湯をかけたりして、義父はいろはの裸を見ている。結婚したいろはに義父はどのくらい関わるのだろう?
裕次郎の母親と義父との会話で、2人の大人は若い2人を温かく見守るだろうと思われる。婚姻届けを出せば、兄に成りすましていたのがばれてしまう。トラブルを避ける意味でも4人とも了解の上、裕次郎といろはの名前で婚姻届けを出すだろう。